うずらのーと in台湾

大学在学時に国立台湾大学で一年間の交換留学を経験し、台湾の虜になる。大学卒業後は、台湾でのワーホリを経て、台湾国立政治大学の大学院へ進学。専門分野は言語比較や言語教育など。週末は海辺で台湾ビールを飲みながら過ごす。

台湾在住歴5年の筆者が、台湾の魅力を発信したり、便利な中国語をシェアするブログ。 台湾での交換留学、大学院留学、ワーホリ、中国語学習、HSK、TOCFLなどの役立つ情報も提供予定。

【20歳でもおばさん、30歳でも子供】中国語圏では「どう呼ばれるか」に一気一憂しないこと

こんにちは!うずらです。

 

昔、台北で毎日の様に通っていたお弁当屋さんがありました。

そこの店主のおばちゃんは、明るくてとても良い人だったのですが、

いつも気になっていた事があります。

僕の事を呼ぶ時、何故毎回こんなにも違う呼び方をするのかい?と。

 

 例えば、

先生,你排在這邊。(ここ並んでね)」

と言われることもあれば、

同學,你要筷子嗎?(箸はいる?)」

と言われることもあります。

「先生」は、台湾で男の人を呼ぶ時に最も一般的な呼び方で、尊重の気持ちがこもっています。「同學」は、一般的に同級生を呼ぶときに使いますが、大人が若者に言うと「学生さん」の様なニュアンスになります。

ただもうアラサーなのに、「同學」と呼ばれるのは複雑です。

 

また、こう呼ばれるときも。

弟弟,麻婆豆腐來了。(麻婆豆腐できたよ)」

「弟弟」は漢字の通り、弟という意味です。日本では、自分の兄でなくても、他人に「お兄さん」と呼ぶことはあるけど、「弟」と呼ぶことはないですよね。 

でも台湾では、他人でも年下の男子に「弟弟(ディーディ)」と呼ぶことが結構あります。

日本人の感覚だと、「いや、あなたの弟ではないですけどね!」と思う事が良くありますが、そういう文化だと思って受け入れます。

若い女性には「妹妹(メイメイ)」といいます。

 

また、ある時は、こう呼ばれます。

帥哥,你今天要出去玩喔?(今日はお出かけかい?)」

 「帥哥」は「イケメン」という意味です。日本語で、お客さんを呼ぶ時に「イケメン!」と言ったらかなりヤバいけど、台湾では結構普通です。相手が女性なら「美女(メイニュィ)」です。

「帥哥」と呼ばれた時、不覚にも嬉しくなりますが、後ろに並んでるお腹の出たおじさんにも「帥哥」とよんでいて、我に返る事が良くあります。

 

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またこれは台湾在住者アルアルだと思うのですが、

この前、20代の女友達が、小学生に「阿姨」と呼ばれて、ショックを受けていました。

中国語の「阿姨」は、日本語の「おばさん」に近い呼び方ですが、

中年女性に限らず、自分よりも相手が一世代上であれば、「阿姨」を使う事があります。親子位の歳の差があれば、「阿姨」を使うのは不自然な事でもないのですが、

20代なのだから、キッズからも「姐姐」と呼ばれたいと愚痴っていました。

 

僕も、仲のいいファミリーの子供に久しぶりに会うと、

叔叔,你好!(おじさん、こんにちは!)」

と呼ばれる(というか、親がそう呼ばせている)事があるのですが、

そういう時は、笑顔で「叫我哥哥!(お兄さんと呼んでね!)」と言って

ウケをとります。笑

 

また、長年台湾に住んでいて、一番衝撃だったのが、

40歳手前くらいのおじさんに

「我喜歡你這個小朋友。你下次來宜蘭一定要找我!

(俺は、お前みたいな子供が好きなんだ。今度宜蘭に来たら、俺を誘ってくれ!)」

と言われた事。

中国語の「小朋友」は、「子供」を意味するといのは、中国語初学者でも知っていますが、

中国語の「小朋友」と、日本語の「子供」とは少し違う事に気づきます。

 

中国語の「小朋友」には、「小(小さな)」「朋友(友達)」以外に、

「小(年下の)」「朋友(友達)」という意味合いがある様に感じます。

 

以上を考えると、

日本語は、中年女性は「おばさん」、未成年は「子供」という感じで、

ある程度、年齢によって範囲が限定されますが、

中国語の人の呼び方は、自分と相手との年齢差を相対的に鑑みて、

「おばさん」や「子供」という言葉を使っている様です。

 

台湾に住んでいると、本当に色々な呼ばれ方をするのですが、

「どう呼ばれるか」に一気一憂してはいけないですね。