うずらのーと in台湾

大学在学時に国立台湾大学で一年間の交換留学を経験し、台湾の虜になる。大学卒業後は、台湾でのワーホリを経て、台湾国立政治大学の大学院へ進学。専門分野は言語比較や言語教育など。週末は海辺で台湾ビールを飲みながら過ごす。

台湾在住歴5年の筆者が、台湾の魅力を発信したり、便利な中国語をシェアするブログ。 台湾での交換留学、大学院留学、ワーホリ、中国語学習、HSK、TOCFLなどの役立つ情報も提供予定。

トロフィーワイフ/老いた牛が若い草を食う

あなたのような人をね、欧米ではトロフィーワイフというのよ。

若い頃苦労して仕事して、年を取ってから成功した男の人が、

今まで苦労を分かち合ってきた年を取った妻と別れて、

若くて 、綺麗な女の人を手に入れるの。いわば自分の勲章として。

だからあなたは、綺麗でいることにだけ集中すればいいの。

お料理もお掃除もお洗濯もしなくていい。

ただただ、ずっと綺麗でいることよ。

                                        ー トロフィーワイフ(西加奈子著) よりー

 

某国の大統領や、半世紀前に世界を制したロックスターなど、

年老いてから若くて綺麗な女性と再婚する有名人は多い。

 

凡人の僕からすると、娘や孫ほどの年齢の女性と一緒になるなんて、全く想像できない。そんなに歳が離れていて、考えや話が合うのだろうか。

 

以前、中国に行った時、いかにも金持ちそうなおじさん(お爺さん)と

若くて綺麗な女性が一緒にいるところをよく目にした。

多分、世界中どこにでも、この組み合わせはいると思うが、中国の都市部は特に多いように感じた。

中国にはメンツ文化があるが、“トロフィーワイフ”も一種のメンツ文化なのだろう。

 「片手に赤い林檎を持った健康志向女子」の写真[モデル:河村友歌]

中国語には、「老牛吃嫩草(lǎo niú chī nèncǎo)」という言葉がある。

直訳すると、「老いた牛が若い草を食う」。

歳老いた男性が若い女性と、結婚または交際する事を揶揄した表現だ。

すごく皮肉の効いた面白いメタファーだと思う。

 

僕がこの言葉を知ったのは、初めて台湾に旅行に行った時の事。

台湾の大学院に通っていた友人には十代の彼女がいた。

共通の友人が、そんな彼をからかって、

うずら、あいつみたいなのを、中国語で“老牛吃嫩草”っていうんだ」

と教えてくれた。

もちろん、この言葉はあまり良い意味ではないし、一般的に彼等くらいの歳の差では使わないみたいだが、

有名人で歳の差カップルが生まれた時など、耳にする事が多い。

 

最後に、有名人や成功者の中には若さや外見で女性を選ぶ人が多いが、

もちろんそうじゃない人もいる。

ジョンレノンは7歳年上のオノヨーコを愛した。

無数の女性の中からヨーコを選んだ事について、

ジョンがカッコいい事を言っていた。

 

“女性は、歳をとるにつれ教養や知性が身につき、より魅力的になっていく。

僕は、ヨーコの10年後や20年後の姿を見るのが今から楽しみなんだ。”

(数年前に読んだ記事に書いてあった事なので、うろ覚えだが、だいたいこんな感じだ)

 

こういう大人が、カッコいい。